■平成17年の台風23号による塩害で大浜公園の松林全体が著しく衰弱。
活性の為の「元気根っこSB7」の使用方法と結果。(各地松林施工の一例)
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●被害6ヶ月後の調査と対策 : 1m以上の津波と瓦礫・塩害・土壌害で雑草も枯れて、新たに生えない最悪な土壌になり、甚大な被害を受けた松林全体。目的:全松活性活力の為の土壌散布。(他の植物も松と同様) |
■台風から7カ月経過しても衰弱が続いている、松林のほとんどの葉と幹が下記写真の状態であった。
↑浜への進入路は根が踏みつけられて衰弱する。
元気根っこSB7を土壌散布し、回復に向い、7月海水浴場の海開きには葉色も綺麗になり間に合った。
●今回の松林では根がかなり交差している密林計算であった為、平均直径30pの松の使用量は原液約600cc(1本の費用は約1,600円)通年いつでも散布できる為使用が便利で、効果が持続し人間に安全で低価格となった。 |
土壌散布松林全体治療の様子 |
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●今回は2トンタンク車に元気根っこ樹木用の原液を50倍に希釈し、エンジンポンプ機にて、松の根の有る土壌全体に散布。
●通常 樹木は50-100倍希釈。
(散布量は各樹木の胸高直径と、密林度「根の交差の密集幅度合」により決める) |
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平成17年6月19日:台風23号の塩害と根の活着不良他根の衰弱、葉ふるい病等。
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平成18年6月19日:1年後、元気根っこSB7 散布にて松林が活性により回復
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平成17年6月19日:台風23号の塩害と根の活着不良他根の衰弱、葉ふるい病等。
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平成18年6月19日:1年後、元気根っこSB7 散布にて松林が活性により回復
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平成17年6月19日:台風23号の塩害と根の活着不良他根の衰弱、葉ふるい病等。
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平成18年6月19日:1年後、元気根っこSB7 散布にて松林が活性により回復
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■調査分析
平成17年4月30日、公園全体より松検体抜き打ちで7ヶ所を採取し、検査を環境研究所に依頼。
(検体の検査及び土壌調査等は当社でも行っているが、信頼性を高めるため第三者機関に検査を依頼した)
■調査結果
大浜全体の中からランダムに抜き取りした結果、葉ふるい病・塩害での根の強衰弱・マツノザイセンチュウ・煤葉枯れ病。
■原因
台風28号での増水により1メートル以上の海水で浜が水没。塩害により植栽松は全滅で、
浜全体の松の根が衰弱し、様々な病害が発生し続けていた。
(塩害・マツノザイセンチュウ・葉ふるい病・すす葉枯れ病・葉枯れ病・根痛み・マツカキカイガラムシ他)
■考察
上記の結果、20年以上各地の松林を調査してきた知見より、すでに樹勢が無くなっている松以外は活性材により
根と樹勢の活性強化による回復の可能性を期待した。
●植物の活性と同時に土壌改良も行える樹木用活性活力資材「元気根っこSB7」での施工内容
■施工日(土壌散布)平成17年6月18日〜19日
■元気根っこSB7:280L(平均直径30cmの松600本)
■梅雨時で雨が多い為、希釈率50倍:希釈液量14,000 L
■2トンタンク車、エンジンポンプにて根全体に土壌散布
注)規定使用量の計算では、原液量360 L (10 L×36缶)必要ですが、松の根が交差している場所が多い為、
原液規定量の70%の原液280 Lを50倍希釈にて大浜公園全松に土壌散布。
(現在ゴルフ場・公園・他で採用されている事からも解りますが、研究を重ねた結果、安全な資材による活性活力材で
時期を問わず散布ができ活性管理がし良いと言われています)
■施工結果
1ヵ月後:活性活力により、7月の海水浴に間に合い、数本枯れたが海開き時には見た目はなんとか綺麗になった。
観光協会・観光ビジネス各業者・官公庁関係者から「人間に害がない為安心である」と評価していただいた。
■平成18年6月19日:1年後
施工時に枯死と判定した手遅れ松(マツノザイセンチュウ進入)以外ほぼ活性活力により回復、以降良好。
(衰弱からの回復には通常3年〜5年の継続散布が必要である為、継続散布が最良ですので、今後が心配)
重要)本来の目的である海岸の防災林とするために、強い新しい根を出し、根に必要な
菌根菌を殖やし、様々な障害に負けない確りと根を張らせた松林を再生させる事とした。
美しく蘇った松林は環境100選にも認定されました。
●毎年の枯れ松の伐採費用も高額である、安全性と活性強化のためにも活性散布継続を推奨。
●今後は防災林と観光地の環境100選松林浜として、根本から全体での予防方法の検討が必要でしょう。
■地域市民の意見
●安全な資材で松を守ってほしい。
●綺麗な松林にしたい。
●H18年度環境100選の浜に選ばれていることも含め、災害対策と安心な良環境の綺麗な樹形の
松林の浜にして、観光スポットにしたい。
■地域市民の心配
東日本大震災の余波で慶野の松原を含め、洲本市の津波5mの注意報が出た為松林付近の住民から
被害を心配して問い合わせが多数あった。
回答:大浜の松は一回ではあるが根の強化を行っている為、松林の付近の被害は以前よりは軽度
(一旦津波が松に当たり水力が減少する為)と回答した。
●以降さらに強化させる為元気根っこ樹木用での散布は続けたいのですが、平成17年の施工以来
行われていない為、継続散布をして、しっかりと根を張らした防災林にする事が重要でしょう。
注意)平成23年7月現在、数本に衰弱が見られる為心配である。
◎ 今回の震災及び津波により、活性資材の重要性が再認識され「しっかり根を張らせた防災林」の重要性を、関係者各位再認識されたようで、住民の安全の為の各地の防災林が、今後の沿岸対策の見直しとしても必要性が解り、各地専門関係者と意見交換中。
又、地球バランスの正常な循環システムの一部、(環境が変化しだしている)各沿岸海域の生物と海水成分等環境の改善にも今後重要でしょう。
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